第476話「ブラックベース建設計画-その9-内装で失敗した部分の話」

玄関からリビングへの廊下 住宅

もう少しこう、なんとかならんかったのか・・・。

ここでは注文住宅を建てるにあたって主に内装で失敗した部分を列挙します。
住宅建てる人の参考になればと。

・トイレのタオルハンガーの種類と位置
タオルハンガー(タオル掛け)の種類と取り付ける位置を失敗した。
まず標準で付属するタオルハンガーはリングタイプだった。これではタオルを綺麗に広げて掛けられず乾燥にやや難ありだし個人的に見た目がよろしくない。

画像:D-Concept 2nd内観、トイレのタオルハンガー

注文住宅なので一応バータイプのハンガーに変更することも可能だったがオプション扱いになるため変更したい商品分の追加料金がかかる。私はこれをケチってしまった。

そして極めつけはタオル掛けを取り付ける壁の位置。1階のトイレでそれは起こった。いざ引っ越して住み始めてみると1階のトイレのタオル掛けとペーパーホルダーの位置が近過ぎる。タオルをかけた時にタオルが下のペーパーホルダーと接触するあるさま!

画像:D-Concept 2nd内観、トイレのタオルハンガー位置

これ、取り付ける具体的な位置を指定しないと内装業者の人がアドリブでやるとこうなる恐れがあるという見本。
これらを後から修正する場合、タオルリングを外した穴の処理もあるので壁紙の張り直しも必要となるため結構馬鹿にならない費用になりそう。けどいずれなんとかしたいな。

解決策:タオルハンガーは種類を吟味して取り付ける正確な位置をちゃんと指定する。

・スイッチ、モニター類の位置関係
具体的な位置関係を指定しなかったためバラバラで整合性が取れず失敗。
照明用のスイッチに関しては位置を指定していたが住宅に標準で付けるインターホン親機と風呂用給湯器のパネルに関しては私の把握が曖昧だったため正確な位置関係の指定がなかった。結果、内装業者の人がアドリブでやったらこうなった↓

画像:D-Concept 2nd内観、スイッチ、モニター類の位置関係

おい、やめろ馬鹿
この位置関係は早くも終了ですね

「クソボケがーっ!」と思わず叫びたくなる位置関係。どのスイッチやモニターを基準にしてもまるで揃っていない。正しくはこうだろうがよえーっ!↓

画像:D-Concept 2nd内観、スイッチ、モニター類の位置関係の修正

素晴らしい位置だすばらしい!
この位置関係の修正のために38500円の追加費用がかかった。そりゃ確かに位置の指定はしなかったけど普通どれかを基準に縦横の位置を揃えようとか思わないのか??それとも私がデザイン畑の人間だから位置関係にこだわるだけなのか・・・。

解決策:スイッチやモニター類の位置関係は必ず指定する。

・24時間換気のスイッチの位置
具体的な位置関係を指定しなかったため失敗。
昭和の時代と違い昨今の家は気密性が高く24時間換気なる装置がついているのが当然になった。でもって我が家の24時間換気スイッチの位置がこれ↓

画像:D-Concept 2nd内観、24時間換気スイッチの位置その1
画像:D-Concept 2nd内観、24時間換気スイッチの位置その2

おかしいだろこれw
スイッチ、モニター類の位置関係と同じで私はこのスイッチの存在を認識しておらず気付いたのが完成してからだった。何故こんな高い位置に付けるのかとハウスメーカーに聞いたら「24時間換気なので基本的に止めることがないから」とのこと。
小さなお子さんとかいたら勝手に押しちゃうかもしれないし確かにそうかな・・そうかも・・いや、やっぱおかしいわ、普通に浴室関連スイッチの横に付ければ良いじゃん・・。

解決策:スイッチやモニター類の位置関係は必ず指定する。

・LANコンセントの数と位置
PCの置き場所変更に美しく対応できず失敗。
これは人によってはあまり気にしない部分かもしれませんが俺は気にするんだ。失敗したのは2階の2つの洋室で、それぞれ1箇所LANコンセントを設置したが当初計画していた場所にPCを置くことが難しいことが判明してしまい、LANコンセントがある壁とは反対の壁にPCを設置する羽目になりそうになった。

画像:D-Concept 2nd内観、LANコンセント

反対の壁のPCにLANケーブルを接続する場合は当然ケーブルが長く床に伸びるのでクソダサい。一応床や壁を這うケーブルを隠すカバーも売っているがクソダサい。最初から反対側にもLANコンセントを追加しておけば問題なかった。

解決策:予算が許す限り反対の壁にもLANコンセントを設置。

・エアコン用200Vコンセントの位置
エアコン用200Vコンセントの位置と向きを失敗した。
取り付けたエアコンのコードを左右どちらから出すか想定していなかった。それにプラスして1階のエアコン用200Vコンセントは希望の位置からコードを出すとコンセントに綺麗にさせない向きだった。その結果がこれだ↓

画像:D-Concept 2nd内観、エアコンのコード向き

だ、ダセーw
コードを出す位置が逆だろ普通。なんでこうなったかというと左からコードを出すと200Vコンセントの向きが逆のため不自然な向きでコンセントにさすことになってしまう。知らなかったんだ・・・200Vコンセントには向きがあったなんて・・・。

画像:D-Concept 2nd内観、200Vコンセント

もちろん通常の100Vコンセントであればコンセントの向きなんて問題は発生しない。200Vコンセントというものを知らなかった自分の無知が原因の失敗だった。
結局再度取り付け業者を呼んでコードを逆から出してコンセントの向きも逆に修正した。最初からちゃんと計画してれば必要のない手間である。

画像:D-Concept 2nd内観、エアコンのコード向き修正

解決策:エアコンコードの左右の取り回し決定と200Vであればコンセント向きも決める。

・建具の色
建具の色選びを失敗した。
ここでいう建具とは室内のドアや窓枠などの建材になります。
もうね、アホかと、アボガド。これまでも何度も触れてきた話題ですが本当にこれさえなければって感じの今回の住宅購入計画における最大の大失敗。

私が建てたリアルウッドのD-Concept 2ndでは内部の建具は全5パターンの配色から選ぶことができましたが決定の締め切りを過ぎてから色の変更を注文したため建具1軒分の費用が余計にかかってしまうことになった。78万円くらい大損。この失敗がなければ外構のカーポートの建設が可能だったと考えられる。
相談した当時ハウスメーカー側から大損でアホだからやめた方が良いですよと言われたが色を変更しておけばと後悔しながら生きるよりは大損して希望の色で後悔した方が良いという結論になった。

何故こんなことになってしまったのか私の地位と名誉のために言い訳すると、当時は照明の配置と種類の計画で多忙を極めており建具の色をきちんと調べている余裕がなかったことが挙げられる。
最初に選んでいたクリエラスクも実物の色をクリエペールと見比べて迷いに迷いまくって選んだのだが、照明計画が一段落してネットで実際の部屋の建具写真を色々見ているうちにちょっと色が濃くて赤に片寄り過ぎなのでは?と疑問がわいてきた。やっぱりクリエペールに変更しようと思い立った時には時既に時間切れ。

画像:D-Concept 2nd内観、リビング
画像:D-Concept 2nd内観、キッチン

結果的に現在の↑画像のクリエペールの色には満腹満足なので大損してでも変更して良かったと思います。そもそもちゃんと調べておけよって話なんですが。

解決策:建具の色で迷った時はとりあえず無難な薄い色にしておくのがお勧め。

・【番外】庭に頼んでいない立水栓が勝手に取り付けられる
これは私が原因の失敗ではないのですが結構ショックだったので記載しておきます。
庭にある水道、もとい立水栓は家の色と合うように自分で選定して「これこれこの商品を庭のこの位置に設置してください」とハウスメーカーに伝えていた。まず私が頼んでいたやつはこれ↓

画像:ユニソン スプレススタンド60 蛇口2個タイプ
画像:ユニソン スプレススタンド60 蛇口2個タイプ 蛇口部分

「か、カッコいいたるー」「憧れちゃうなー」。
こいつはユニソンのスプレススタンド60、蛇口2個タイプ。家の黒い外壁に合せてブラックとコントラストが美しいクロームメッキの蛇口の組み合わせ。我ながら光と闇が両方そなわり最強に見える完璧なチョイスだ。
それだけに最初に下の安っぽい立水栓がついた時は「なんスかこれ?」状態で困惑した↓

画像:勝手に付けられた立水栓その1

スーパーコレジャナイ立水栓登場。「存在があまりに安っぽ過ぎた」「これじゃ何も出来ない」。
なんで頼んでもいない立水栓が勝手に付けられたかというと単にハウスメーカーから施工業者に話が伝わっていなかっただけだった。
このなんともいえない無難で安そうな立水栓は何も指定しないと業者が勝手に付ける商品らしい。そう、野外の立水栓は外溝工事ではなく家の工事に含まれていたのである。しかも設置する際に家の壁に穴を空けて金具を取り付ける超パワー↓

画像:勝手に付けられた立水栓その2

お、俺の家の美しいガルバリウム外壁に穴が・・・(頭痛)。そりゃもう抗議してなんとかしてもらった。私のミスじゃないので勿論無料。

こうして改めて書き起こしてみると色々失敗したと感じる点が多い。もう少し時間や知識があれば全部避けられた失敗なので金銭的にも悔しいところ。
宝くじでも当たらない限り2軒目はありえないのでこの改善点が自分で生かせないのが残念だ。

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