第458話「クワズイモが腐る-切断編-」

写真:クワズイモ切断 観葉植物

※2023年1月1日に腐ってから切断、埋め直し、約半年後の写真を追加しました。

クワズイモが腐った時の対応ダイジェスト↓

腐った部分切断→傷口乾燥→新しい土でまた埋める→腐る→最初に戻る

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我が家では私のおイモちゃんこと大小6本のクワズイモを育てていますが夏になって明らかに調子の悪いイモが出てきてイモ部分がブヨブヨと柔らかくなってきた。そして臭い。ちょとsYレならんしょこれは・・?

写真:クワズイモ(アロカシア・オドラ)
写真:クワズイモの軟腐病

これ「軟腐病」(なんぷびょう)というやつらしい。詳しい解説は他のサイトに任せるとして読んで字の如く腐って柔らかくなる。菌が原因の病気ですがまずかったのは鉢の土が完全に乾く前に水を与えたことかなと。
1週間くらいしたら表面の土が完全に乾いていなくても肥料ぶち込んだろ!の精神で水をあげてたのがまずかった。もっと乾燥気味で良かったんや。

3本セットで10000円くらいするイモなのでこんなところで死なせるわけにはいかない。
助ける方法を調べたら腐った部分の抉り取りか正常な部分を残して切断するとのこと。
芋だしやっぱり切断するしかないですね。私はクワズイモのでかい葉とイモが好きなので残念ですが仕方がない。

切断する前の注意点としてクワズイモはシュウ酸といわれる人間に対して毒性のある成分を含んでおり皮膚についただけでも炎症する場合があるのでゴム手袋必須。

あと個人的な問題として包丁が貧弱過ぎた。フィレナイフと呼ばれるタイプの刃の薄い包丁しか持っていなかったのでデカくて硬いイモを切るにはちょっと大変だった。
一般家庭に当たり前のようにある三徳包丁なら問題ないと考えられる。というわけで切断手術開始。まずは余分な葉を切断。切断後の傷口の乾燥中に葉があるとその分エネルギーを消費してしまうので勿体ない気がするが思い切って切りまくる。どうせ葉焼けで枯れてるしね・・・。

写真:クワズイモの葉を切断

次に芋本体を植木鉢から引っ張り出すのだがほらみたことかめっちゃ腐ってる。実は購入してから植え替えの時点でこれ腐ってるんじゃないのかと思われるやつが何本かあった。というか、6本とも腐ってるじゃねえかよえーっ!!

写真:クワズイモの切断作業、まな板に乗せる
写真:クワズイモの本体を切断、完全に腐っている
写真:クワズイモの本体を切断、やや腐る

軟腐病は伝染するようですがまさにそれを実証した感じ。なんか小さい白い虫が大量にわいてるやつもいるし。ジャガイモでも同じ状態になってるやつに一度出会ったな。でもって全部切断完了。

写真:クワズイモ6本切断完了

あとはこれを乾燥させるわけですがこのあと切断面にカビが生えてまた切断というアホみたいなことを何度かやって一部のイモがどんどん短くなっていき、結局改めて埋めるまで2週間以上かかってしまった。それにしてもそれまで放置していても完全に枯れないのは流石腐ってもクワズイモ。

切り口が完全に乾いた後、埋め直す際は古い土は菌が繁殖している可能性が高いのでNG。完全に新しい土で埋め直します。その際メネデールをぶちまけておくと復活が早くなる・・・ような気がする。

写真:クワズイモの切り口乾燥
写真:メネデール

時は流れて3週間後の8月現在。それぞれ葉が少しずつですが伸びてきました。埋め直した直後に水をあげて以降、もう3週間以上経ちますが次の水やりはまだしておりません。

写真:クワズイモの切断、埋め直し3週間後

土の表面は完全に乾燥しておりちょっと掘っても中身も乾いていますがここはもうちょっと我慢して来週くらいに水をあげようと思う。

それから約半年経った2023年1月1日の姿がこれ↓

写真:クワズイモの切断、埋め直し約半年後その1
写真:クワズイモの切断、埋め直し約半年後その2

\クワズイモ大復活/
しかも真冬なのに部屋の中だと温度が15度前後はあるせいか成長がゆっくりではあるが進んでいるので新葉がちょこちょこ出てくる超パワー。腐らなければ強い植物なんだけどな~。

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