第466話「ブラックベース建設計画-その6-照明編-その2-」

写真:オーデリック株式会社本社 住宅

もうとっくに年明けですが1月が早くも終了という勢いですがあけましておめでとうございます。

ブラックベースは順調に進めば今年の3月頃には完成という予定だがその前に依頼主が決めないといけないことが多々ありまして表題の照明もそのひとつである。

注文住宅なのでハウスメーカーから使いたい照明とか配置とか考えといてと言われて考えまくった結果、リビングは以下の形に僕の考えた最強の照明配置として完成した。

画像:照明配置その1

我ながら見事な仕事だと関心はするがどこもおかしくはないと自画自賛だが問題はこれが果たして正しいのか自分では判断できないことだ。私は照明の専門家ではない。

そこで一度照明の専門メーカーでプロの意見を聞かないと無理だなという結論に至り、今月トップ画像のオーデリック本社を訪ねた。

オーデリックは照明器具メーカーとしてはかなり有名なところのようだが正直いって今回住宅建てることになるまでまったく聞いたことありませんでした。
パナソニックとか三洋電機(骨になった)とかなら知ってるけど「誰それ?」「外人?」「歌?」こんなもんだから。
単に私が知らなかっただけか業界では超有名だけど一般にはあまり浸透していないというやつであろう。

で、12月にショールームの予約取って今月乗り込んでプロに僕の考えた以下略を見てもらってあーでもねーこーでもねーと色々意見をもらい完成させた真・ブラックベース照明配置がこれだ↓

画像:照明配置その2

まず最初に指摘を受けたのが「こんなんで明るさ足りる分けないじゃんw」。
ちなみに私が考えたダウンライトの配置はオーデリックと同じ照明器具メーカーである大光電機のライティングノウハウというページで勉強したにわかパワーで編み出した配置である。

クッソ簡単に説明するとダウンライトの配置には分散配灯と集中配灯があって大光電機いわく「分散配灯カッコ悪い、集中配灯マジカッコいい」。
私も読破した結果見事に洗脳されて「集中配灯マジカッコいい」。

それをオーデリックの担当に説明したところ「大光電機さんの配灯はカッコいいけど暗くて一般家庭には適さない」とのこと。
大光電機さんが聞いたら「それを言ったら殺されても文句は言えねぇぞ」(グオッ)とされそうですが実際にそれを実感するべくダウンライトの集中配灯を再現したリビングに連行されて100wのダウンライト3つで照らしてみたところ「ぐわっ」確かに暗い・・暗過ぎる、こりゃダメだわ。

おい、やめろ馬鹿
この集中配灯は早くも終了ですね

ダウンライト自体に拡散タイプと広角タイプというように照らす範囲に違いがあるが広い範囲を照らす拡散タイプでこのパワーでは話にならないとう表情になる。

こうして上記の照明配置が完成したのだが主な変更点は以下になる。
(1)ダウンライトを1列(3個)追加
(2)吹き抜け部分にダクトレールを2つ追加
(3)階段下のスイッチを廃して1箇所に集約

(1)(2)は単純に光量不足を補うためだが(3)は担当いわくオーデリックの製品は基本的に壁スイッチは常にONでリモコン操作がメインとのこと。なので3路スイッチを予定していたがキッチン側1箇所に集約することにした。
そしてこいつらは1つのリモコンで全て調色・調光自由自在の今使ってる蛍光灯とは一線を画す超性能。

ところで明るさはこれで問題ないとしてもショールームでキッチンを再現したリビングで少し気になることがあった。
照明がダウンライトだと人間の影がダウンライト分できる。3つのダウンライトに照らされると3つの影が映し出される。
これまでシーリングライトでしか暮らしてこなかった自分としてはちょと影が散乱してうざいかな。

それともうひとつ。ホムセンとかで5000円くらいで売ってるシーリングライトは滅茶苦茶明るいということが良く分かった。正確には「シーリングライト」といわれる種類の照明が超絶優秀。コスパはダウンライトの比ではない。ダウンライトが家庭のメイン照明にあんまり選ばれない理由は明るさが根本的に足りないんだな。

その後、3日くらいでオーデリックから使う製品をまとめた照明プランが届いた。やたらでかい。あとはこれに掲載されている製品を揃えればいいというわけだ。

画像:オーデリック照明プラン

結果、見積金額57万6873円。
確保している照明代金は20万円。

おい、やめだ馬鹿
この照明プランは早くも終了ですね

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